花冷え

住まう箕面では、まだ朝夕暖房がほしいほどですが
野山には確かに、春到来でこの週末は桜も満開予想。
ひと肌には感じないが草木では春には敏感になって
バス通りの並木のしだれ桜はもう早くも散りはじめ
今朝、路端を染め始めたのには、少しおどろいた。

今からちょうど800年前に鴨長明が京都伏見で方丈記を著しています。
その中で
行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。
よどみに浮ぶうたかたは、
かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。

そのあるじとすみかと、無常をあらそひ去るさま、
いはゞ朝顏の露にことならず。
或は露おちて花のこれり。
のこるといへども朝日に枯れぬ。
或は花はしぼみて、露なほ消えず。
消えずといへども、ゆふべを待つことなし。
およそ物の心を知れりしよりこのかた、
四十あまりの春秋をおくれる間に、
世のふしぎを見ることやゝたびたびになりぬ。

最後に
時に建暦の二とせ、彌生の晦日比、桑門蓮胤、外山の庵にしてこれをしるす。
「月かげは入る山の端もつらかりきたえぬひかりをみるよしもがな」。
とあるところから、書かれたのは今頃の季節なのかもしれない。
内容はこの世は無常という、このひとこと。
生あるものの証は泡沫であること。
桜の花が見られる喜びと散りゆく様のあっけなさに
人の生き様と同じように感じられるのは、この花の季節。
この気持ちも無常というのかもしれません。
by mikun77mukun | 2013-03-29 20:36 | 日記

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