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終戦記念日

もうすぐ終戦記念日にあたる。
終戦間際、すでに降参しているにもかかわらず、
原爆を二つも落された。
その結果、語る言葉が出ない地獄絵図になった。
生まれたばかりの幼児からお年寄りまでの日常のその日が
膨大な枚数になるほどの悲しい話になって日常の全てが
無差別に焼き尽くされてしまった。

悲劇はつづき、戦後すぐマッカーサーが日本にやってきた。
以前に米国日本大使館勤務で本人自身日本に住んでおり
残念な事に、日本人をよく知っていた。
マッカーサーが恐れたのは、日本の精神的な復興である。
その精神とは、日本人の道徳心であった。
その日本人固有の道徳精神を徹底的に壊滅し、
破壊するための政策に腐心した。
それが、60年経過した今、
マッカーサーの思い描いた「つぼ」状態になっている。
マッカーサーが描いたように、日本人は自国を捨て、
スポーツの世界戦以外は国歌・国旗への抵抗を見せる。
見栄と外見だけで判断されるような欧米化された社会になった。
教育面では個人主義と平等主義を基本として指導。
人の痛みも判らず、他人の事など気にせず、疎外し合いながら、
徹底的に道徳心を捨てた。
その象徴が、人材不足に陥っている政治の現状。
最高学府を出たであろう組織TOPや官僚の言動だ。
他人のことなど気にせず、自己犠牲をもなく、
まさに天上天下唯我独尊状態になっている。
企業の内容も、
日本独自の終身雇用制・年功序列制(年功昇進、年功賃金)・
企業別労働組合(欧米にはない日本企業の特徴)も壊滅状態になってきた。

安全地帯でふんぞり返っていた官僚と軍人の
誤った発言と煽動で起した事変なのに、
日本国民全員が等しく反省させられ、『日本人気質』も葬り去られた。
全ては欧米に見習えという事で、教育指導内容も改変させられた。
米国の防人として、米国の属国としての役割に徹しながら、
今なお軍事基地提供と米軍へやさしい言葉を添えての税金を貢いでいる。
幾ら繁栄しようとも、米国を凌ぐ事は許されず
米国への輸出が順調になれば自主規制を強いれられ、
貿易黒字が大きくなれば、余計な米国国債を買わされる始末。

終戦記念日にはいつもこんな事でいいのかと心で思いながら、
その思いに今年は
原爆の恐怖を知りながら、原爆を恐れながら、原発を持っていていいのか
という1枚のジョーカーが加わった。
by mikun77mukun | 2011-08-10 11:02 | 日記

日々の思いを積み残しながら

by mikun77mukun
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