暑中に想うこと

カレンダーをめくり8月に入ると、いつも月日の早さを思う。
その上、この年齢になると月日が駆け足しているように感じる。
これまでを振り返れば、
人生なんて、白楽天の言う『石火光中』みたいなものを実感する

酒に対す    
蝸牛角上争何事     蝸牛角上何事をか争う
石火光中寄此身     石火光中此の身を寄す
随富随貧且歓楽     富に随い貧に随い且く歓楽せよ
不開口笑是痴人     口を開いて笑わざるは是れ痴人

【訳意】世の中の人は、かたつむりの角の上の小さく狭い所で、
一体何を争おうとするのか。
火打ち石の火が発してすぐ消えてしまう、
その一瞬の間に人はこの世に生きているようなものだ。
だから、金持ちは金持ちなりに、貧乏人は貧乏人なりに、
分に応じて、まあまあしばらく楽しむべきである。
大きな口を開いて笑わない者はバカ者だよ。
 
この詩を読んでいると
笑って愉しく過すのが人生なんやと心に沁みてくる。
怒ってみたところで、世の中変わるものではないし、
たかがひとり口角沫を飛ばしたところで聞いてくれる世間ではない。
学者や見識者が、毎日TVなんかで怒ったり、ワぁーワぁーいっている。
だからみんなはもう聞き飽きている。
現状は何も変わらず、何か見えないものの壁があって
全てに限界を感じるばかり。
まして、
人間同士の争い事など、小さな事ばかりで聞くだけでも疲れる。
これまでの身の回りに起こったことを考えてみても
その時は、自分にとってみれば
この世の終わりかと思えるほどの事であっても
何とか乗り越えてきている。
どう考えても、この世の終わりは死ぬ時しかない。
今、自分に心配事はないかと考えてみると、
些細ないろんなことが浮かんでくるが、
どれも時が過ぎれば氷解すると思っている。
無理したところで、やれることはたかがしれている。
出来る事は迅速に、出来ない事は諦める。
誰にも邪魔されず、誰も傷つけず
無理せず、我が身を流れに任せる。
そんな歳になってきたからか、
暑いからか、尚そう思う今日この頃である。
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by mikun77mukun | 2011-08-05 12:07

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