虫けら

ABC朝日放送を聞きながらを出勤していますが、今朝は道上アナウンサーが大関松三郎の詩集「山芋」(1951年に出版)を紹介していて、その内容に心動かされました。
紹介いたします。
大関松三郎 ◆ おおぜきまつさぶろう(1926-1944) ◆. 新潟県古志郡生まれ。高小卒。
新潟鉄道教習所に進み機関助手となるが、のち軍属を志して海軍通信学校に入学。1944
年、通信隊員として太平洋戦争にかり出され 南支那海で戦死。
寒川道夫や無着成恭らの綴り方教育の流れの中で、大関松三郎が六年生の時に書いた詩といわれています。
そのうちの一遍 “虫けら”は、虫けらと共存し、虫けらへ温かいまなざしを送る貧しい農民の心を描いています。
“虫けら”  大関松三郎 作詩
一くわ
どっしんとおろして ひっくりかえした土の中から
もぞもぞと いろんな虫けらがでてくる
土の中にかくれていて
あんきにくらしていた虫けらが
おれの一くわで、たちまち大さわぎだ
おまえは くそ虫といわれ
おまえは みみずといわれ
おまえは へっこき虫といわれ
おまえは げじげじといわれ
おまえは ありごといわれ
おまえは 虫けらといわれ
おれは 人間といわれ
おれは 百姓といわれ
おれは くわをもって 土をたがやさねばならん
おれは おまえたちのうちをこわさねばならん
おれは 大将でもないし 敵でもないが
おれは おまえたちを けちらかしたり ころしたりする
おれは こまった
おれは くわをたてて考える
だが虫けらよ
やっぱりおれは土をたがやさねばならんでや
おまえらを けちらかしていかんばならんでや
なあ
虫けらや 虫けらや

もっと、他の詩をという方は下記にアクセスしてみてください。
http://www.urban.ne.jp/home/festa/m_oozeki.htm
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by mikun77mukun | 2011-03-29 14:21 | 日記

日々の思いを積み残しながら


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